2026-02-16
📓 研究ノート
観測データ解析
修論執筆後の進捗:
- パラメータを変更 今までは投影後に階層構造が認識できるかどうかで決めていて物理的に意味ある数字ではなかった Shen+2024を参考に、角度分解能x1.5の大きさの構造であれば有意であるという基準のもとmin_npixを(1.5θ/8.5)^2 * 2とした、ここでθはスムージング後の角度分解能 [arcsec]、8.5’’はFUGINのピクセルサイズ、最後の2倍は速度方向のサイズ
- non binary dendrogramを作成 正確にはデフォルトのbinary dendrogramを行った後にbranchやtrunkに対してもdelta値を決めて、vmax - vmin > deltaである構造は削除した
- YSO解析 既存のSPICYカタログとの比較は距離フィルタがきつすぎたので、フィルタリング方法を変更 構造を持たない領域のYSO個数N_outと面積S_outから密度Σ_out = N_out / S_outを求め、構造内のYSO個数N_inと面積S_inから背景を除いた真の構造内YSO個数N_true = N_in - Σ_out * S_inを求めた
- SFR、SFE解析 上で求めたN_trueからM_star = N_true * 0.5 [M☉]とし、SFR = M_star / 2 [Myr]とした、YSO質量と星形成タイムスケールはEvans+2009を参照 またSFE = M_star / M_star + M_gasとした 結果、SFEはleafよりisolatedの方が大きかったが、内実N_trueの個数はleafとisolatedとの間で有意な差はなく、SFEの違いはM_gasの違いによるものだった そこでinverse SFE = 1 + (M_gas / M_star)をとれば、これは今あるM_gasで、すでに形成したM_starと同じだけの星をどれくらい形成できるかという指標と解釈できる(例えばM_gas / M_star = 10だと今あるガスからすでに形成したM_starの10倍の量の星を形成できる) leafとisolatedでM_starは同じ、inverse SFEはleafの方が大きいということは、階層内部と単一構造で同じだけ星形成を行った後も、leafの方がより長い時間継続して星形成を行うことができるということを表している これは外部構造からガス供給が絶えず行われるというGHCシナリオや、外部構造の閉じ込めより継続的な星形成が行われるという修論の結果と極めて整合的